サッカーの元日本代表、本田圭佑は、自分の中にはリトルホンダが居て時々囁き、彼の行動に影響を与えていると話しています。
ケーキ食べようかな。でもダイエット中だからな。でも今日は、いつもより、運動してるし、今週は我慢してたから良いか。いや、いや、いつもこれでダイエット失敗するんだよなぁ。
誰もが経験あると思いますが、真逆の意見する考えが浮かび、どうすればいいか悩む事があると思います。これは、自動思考によるものです。
私の脳内には、4人キャクターのリトル金子がいます。
すべて、スターウォーズのキャスティングにしてみました。
例えばこんな感じです。
毎日の診療はC3POがこなしています。40年余りに培った医学知識、様々な経験を駆使して思考、行動しています。殆どの状況は、彼に任せておけば問題無いのですが、時に治療がうまく行かない時、患者さんの不満や不平、怒りを感じた時などには、直ぐにキャラ2のアナキン(ダースベーダ)が登場します。彼は過去に経験した失敗事例や、ニュースなどで知っている訴訟事例、経過不良による死亡例など、ありとあらゆる不安要件を掘り出します。「これは、大変な事になるよ!マズイよ‼︎」と警告して来ます。しかし、仕事中にアナキンがそのまま居座るのは、大変危険な兆候です。
この場は、何とか彼をなだめ、C3POが主体となってプランを立て直し改善を図ります。
しかし、キャラ2のアナキン(ダースベーダ)は大切な役割を果たしてくれる時もあります。患者さんの体調を聴いていると、家族の死や病による悩み、不安、絶望を知る事があります。そんな時も、キャラ2:アナキンが登場します。自身の愛する人を失った経験、不安、悲しみが蘇り、患者さんの話しを共感を持って聞く事ができます。キャラ1のC3POは、"他にも患者さんがいっぱい待っているから、そこそこに聞き流したら!"とせかして来ます。でも、そこは、アナキンを優先して対応させます。
患者さんに思いがけず、感謝されると、ハン.ソロが登場し、"いやぁ〜医者冥利につきるな〜。"などと嬉しくなり、バンバンやる気が出て、診療ペースも上がったりします。
又そんな時は、キャラ4のヨーダが登場する事も有ります。ヨーダ登場により診療がゾーンに入り、時間経過を気にせずに集中でき、他人のために尽くせる喜びを感じながら診療します。
ジル.ボルト.テイラーはハーバード大学神経科学科で統合失調症の脳の研究を行っていた神経解剖学者です。1996年12月20日、37才であった彼女は、激しい左眼奥の痛みで目を覚ました。脳出血でした。左半球頭頂葉の損傷は、ジワジワと拡がる出血により、病院に運ばれる迄の4時間、脳の左側(左半球)だけが機能を失うという貴重な経験をしました。
彼女の著書「WHOLE BRAIN」"心が軽くなる脳の動かし方"は、自らの左脳機能を失った経験と脳神経学者としての知見から、自分の脳の自動思考(様々なに浮かんでくる脳の思考、考え)をどの様に理解するか。そして、常に4つのキャクターを自覚しながら、4人で脳の作戦会議を行い、自己の行動をコントロールする事の有用性が書かれた本です。
脳には右半球と左半球がありそれぞれが、別々に活動機能しています。しかし、右脳と左脳は脳梁という2〜3億本の神経繊維で繋がっていて、それぞれの情報をやり取りして、1つの脳として機能しているわけです。
脳は主に大脳皮質という理論的思考を司る部位と大脳辺縁系という感情を生み出す部位から構成され、それぞれが右半球と左半球に有ります。(一般的に言われている様な、左脳は理論、思考で、右脳は感情という様な単純化したものではない。)
脳内では、それぞれ4か所の特徴的な細胞群が、それぞれ独立して思考している事になります。
4つの脳領域がそれぞれ独立した思考パターンを持っています

私たちの脳の中には、常に4つの特徴的なキャクター思考があり、日々の生活の中でそれぞれのキャクターが、しのぎを削って生きているわけです。
是非、お勧めの著書ですので興味のある方はご覧下さい。
自分の中の4つのキャクターを呼び出してくれる曲が、誰にでも有ります。それぞれの人で独自に存在すると思います。
私の場合:
不思議ですが、音楽を聴いてキャラ1が登場する事は、あまり無い様な気がします。
あなたの4つのキャクターを呼び起こす曲は何ですか⁈
院長 金子